【制度紹介】高等教育の修学支援新制度

By: アルファ事務局 | Posted: 2021/08/26

皆さま、お世話になっております。


文部科学省 学びたい気持ちを応援します 高等教育の修学支援新制度

https://www.mext.go.jp/kyufu/

アルファ教育奨学金では他の奨学金制度のご紹介も行って参ります。

 

まずは2020年4月からスタートした新制度、高等教育の修学支援新制度のご紹介です。


この制度は

1.世帯収入や資産の要件を満たしている

2.学ぶ意欲がある学生である

という条件のもと


3.授業料・入学金の免除または減額(授業料等減免)

4.給付型奨学金の支給


を日本学生支援機構から受けられる制度です。



具体的に見て参りましょう


まずは(1.世帯収入や資産の要件を満たしている)という点です。

具体的には以下のような区分で整理されています。



世帯の年収が270万円以下、300万円以下、380万円以下の場合にそれぞれの区分で支給される金額が変わります。

※扶養家族等の条件によって年収の目安が変わるので、詳しくは以下で計算できます。


進学資金シミュレーター

https://shogakukin-simulator.jasso.go.jp/


また、現金や預貯金、有価証券の合計額が一定の金額未満(生計維持者が2人:2000万円未満、生計維持者1人:1250万円未満)という「資産基準」も設けられています。




次に、(2.学ぶ意欲のある学生である)という点ですが


〇予約採用(高校3年生:入学前年度)

高校2年次(申込時)までの評定平均値が、

(1)3.5以上…進路指導等において学習意欲を見る。

(2)3.5未満…レポート又は面談により学習意欲を確認する。

※文部科学省「支援措置の対象となる学生等の認定要件について」より


となっており、成績の他に学習意欲を示すことが出来れば対象となる可能性があります。

ただし、入学後以下のような場合には奨学金を打ち切られる可能性がありますのでご注意下さい。

 

〔警告を連続して受けた場合の打ち切り要件〕

(1)・(2)・(3)のいずれかに該当した場合は「警告」が発せられ、警告を連続して受けた場合は「打ち切り」に。

(1)修得単位数が標準の6割以下の場合

(2)GPA(平均成績)等が下位1/4の場合

(3)出席率が8割以下など学習意欲が低いと大学等が判断した場合

※文部科学省「支援対象者の要件(個人要件)等」より

 

〔ただちに打ち切られる要件〕

(1)から(4)のいずれかに該当した場合は、支援が「ただちに打ち切り」に。

(1)退学・停学の処分を受けた場合

(2)修業年限で卒業できないことが確定した場合

(3)修得単位数が標準の5割以下の場合

(4)出席率が5割以下など学習意欲が著しく低いと大学等が判断した場合

なお、その態様が著しく不良であり、懲戒による退学処分など相応の理由がある場合には支援した額が徴収されることがある。

※文部科学省「支援対象者の要件(個人要件)等」より



次に、(3.授業料・入学金の免除または減額(授業料等減免))(4.給付型奨学金の支給)についてですが、以下の金額が支給される事になっています。






例えば、住民税が非課税となる世帯であれば、国立大学進学時、自宅外通学の支給額は


入学金 約28万円

授業料 約54万円

奨学金 月額 66,700円


が支給されます。

一般的な国立大学の学費をほぼカバーした上で奨学金が支給されるという状況になります。


住民税が非課税となる世帯で、私立大学進学時、自宅外通学の支給額は


入学金 約26万円

授業料 約70万円

奨学金 月額 75,800円


が支給され、一般的な私立大学の学費を全てカバーすることは出来ませんが、貸与型の奨学金と併用することで、負担を軽減することができます。



新しい制度なので、まだ実際に利用した方の情報が少ないですが、対象となる世帯にとってはとても助かる制度になるはずです。




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